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クリスマスツリー

クリスマスツリーはクリスマスのために飾り付けられた木。

クリスマスツリーには常緑の針葉樹(主に幼木)が使われ、ヨーロッパではドイツトウヒだが、日本ではモミが主で、ほかエゾマツ・トドマツが用いられる。常緑樹が使われるのは、冬の間も緑を保つため強い生命力の象徴とされたためである。

クリスマスツリーをクリスマスに飾る風習が最初に記録されたのは1419年、ドイツのフライブルクであった。パン職人の信心会が聖霊救貧院にツリーを飾った。1600年代にはドイツ各地で記録が残されている。ベルリンには1800年頃にツリーが伝わっている。イギリスへはビクトリア女王を通じて伝わった。アメリカ合衆国で最初のツリーはドイツ移民によって1746年に飾られた(出典:若林ひとみ「クリスマスの文化史」)。 現在ではキリスト教徒が少ない日本のような国でもこの風習は根付いている。 ロシアのヨールカは、日本の門松と同じく新年を祝うものだが、クリスマスの時期から飾られ、クリスマスツリーと何ら変わるところはない(参考:ロシアの新年)。

日本では1860年、プロイセンの使節オイレンブルグが公館に初めて飾った。 1874年には原胤昭(はら たねあき)により築地大学(明治学院の前身)で行われたクリスマス・パーティーに、日本初のサンタクロースとともに登場している。 1885年に横浜で開業した明治屋が、1900年に東京銀座へ進出すると、銀座のクリスマス飾りは広く行われるようになり、同じころには、神戸でクリスマス用品の生産が始まった。日本のクリスマス行事は、1928年には朝日新聞紙上で、「クリスマスは今や日本の年中行事となり、サンタクロースは立派に日本の子供のものに」と書かれほど定着していた。 第二次世界大戦中は影を潜めるが、戦後すぐに復活、1948年には東京駅などのクリスマスツリーが、(当時は国営鉄道であったため)宗教活動ではないかと問題にされ、運輸省が「季節的な装飾のひとつで宗教活動ではない」とする、ひと悶着もあった。

ツリーの先端には、キリストの降誕を知らせたとして、多くは星が飾られるが、イギリスなどではクリスマスエンジェルという天使が飾られる。

その他にリンゴ(アダムとイヴが食べた知恵の樹の実を象徴したもの)やキャンディーケイン(杖の形をした飴)、ロウソクや、金や銀のモール、また、雪を模した綿など、さまざまなものが飾られる。現代ではロウソクの代わりに、豆電球の飾りを飾る家が多い。豆電球の配線は、以前は直列に配線されたものが多く、1つ切れると探す手間がかかるものが多かったが、近年では並列に配線されているものが一般的である。LEDを用いたものもある。また、音楽にあわせて点滅するものもある。

プラスチック製のクリスマスツリーも存在しており、常緑樹に似せられた緑色のものが一般的である。また、ホワイトクリスマスを連想させる白いプラスチックで作られたものもある。選ぶ手間を防ぐため、飾りつけもツリーと一緒に販売されていることが多い。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
  1. 2006/12/09(土) 08:35:40|
  2. クリスマスプレゼント